私が読んで置いておいたら息子も読んでいました。
「ゲシュタポって?」「この人たちお金持ちだったのかな?」「『国境を越えて』に出て来た人たちは逃げたよね。この人たちも逃げたら助かったのかな?」「キリスト教ってなに?」「なんでお兄さんは助かったんだろう?」と息子からいろんな質問が出てきました。
これも『アンネ・フランク』の伝記を読んでいたから。「アインシュタインもユダヤ人だったけど、アメリカへ行ったよね」と一冊の本からいろいろとつながるようでした。
ハンナのかばんから、ハンナがどんな女の子だったのか?を知るための石岡さんの探索が始まります。
伝えたいという気持ちは、つながっていくものなのかもしれないと思います。ただ、名簿の中に存在した13歳の女の子の短い一生がこんな風に蘇るとは思いもしないことでした。
こういう本に出会えるのも夏休みならではだと思いました。同じ本を読んで内容について話ができるのも親子で一緒に読書をしてこその楽しみでもあります。