一巻を読んで息子が気に入ったのは、ドラキュラの言葉をのばすしゃべり方でした。
今回、そのしゃべり方が戻ってきました。といっても、ドラキュラではないのですけどね。
そのなぞの男は意外に弱いのかな?「かーくべん、しーてください!」なんて言っていますよ。
私が苦戦しながら近いしゃべり方をしようと試みているのが、息子にとってはおもしろくあるようです。
先に八巻を読んでしまって、敵だった犬丸が味方になっていることに驚いたのですが、この巻を読んでなりゆきがわかりました。
ところどころ入っている処世術がなかなかいいなあと思います。
息子はこの巻がお気に入りのようで、次の話に入っても、月が隠れると弱くなって、出ると強くなるということを繰り返し言っていました。
とても印象に残るお話だったようです。