お月見の日の一日が描かれています。
家族みんなでお月見台を作って、お供えをしてお月見をします。
夕日が沈み夜がひろがり、お月さまが少しずつ顔を出します。
この夕焼け空から夜空へと移り変わって行くのが、とても美しく、お月見台に一列に並んだ家族の前に出てくるお月さまもとてもきれいです。
この絵本を見た人は誰もがこう思うだろうなと感じる程の美しさで、私も一緒にお月見をしている様な気分です。
「おつきさん ありがとう、たくさんの みのりを ありがとう、やさしい ひかりを ありがとう。」とおじいちゃんたちは手を合わせています。
大きな子供も同じ様にしていますが、小さい子は不思議そうにおじいちゃんの顔を見ています。
そういえばあやちゃんも、神棚に手を合わせるおじいちゃんを見て、同じ様に手を合わせています。
みんな子供はこんな風に親のまねをして、色々覚えるんだなと改めて思いました。
それからこの絵本の文章は、すべてひらがなで絵の下に1行書かれています。
これはひらがなを覚え始めた子供が、ゆっくりと自分で読むのに丁度いいと思います。