あくまでも寓話でありながら、「影」の存在一つで「虚」から「実」へと変わった二匹のうさぎ。
平面から立体へ変わる様子がちょっとおもしろいです。
個人的には、きれいないろのかみきれからつくったうさぎと同じ模様のぬいぐるみが作ってみたくなりました。(北欧的な模様でとてもかわいらしいのです)
普段、少しも気にしていなかった「影」を再確認できて、「わたしもほんものだ!」と思いました。
この「影」は「ゲド戦記」の1巻にも通じるものがあると思いますが、小さな子供には、影が出来ること=実在するというだけで大きな発見になると思えます。