モーリス・センダックによる、たくさん登場する子ども達の表情や仕草がかわいい絵本です。お話しの脈絡はないかもしれませんが、「あなはほるもの」「あなははいってすわるとこ」「あなははなをうえるとこ」「あなはねずみがすむところ」「あなはむこうがわをのぞくとこ」「あなはふみはずすとおっこちるところ」たくさんの説明の中、ところどころに穴に関してのコメントが出てきます。サブタイトルは『ちっちゃい こどもたちの せつめい』とありますが,これは大人が子どもに教えてあげる説明の例ではなくて、子どもたちによるステキな答えを集めたものかもしれない、と思いました。「どろんこは とびこんで すべりこんで おっころりんの しゃんしゃんて やるところ」原文を知りませんが,ワクワクする訳だと思います。
テキストを聞きながら、登場するたくさんの子ども達を一つ一つ見ていくこと、きっと楽しいと思います。