黄緑のふちどりに、鉛筆で描かれた絵。
40年位前に出版された絵本ですが、レトロで落ち着いた感じが逆に新しいです。
お父さんは料理が下手なはずというのが前提なのは、ちょっと時代を感じさせますが、そこがこのお話のポイントでもあります。カレーライスを作ろうと思い立ったお父さん。それを見た料理道具や食材達、そして家族のみんなも逃げ出します。
そんな〜、ちょっと失礼じゃないかしら・・・と読み手の心配もよそに、前向きなお父さんは、みんなを上手い方法でつかまえます。そのやり方が大胆で、思わず笑ってしまいます。
最後は、お父さんの名誉挽回といわんばかりに、楽しい結末がまっています!