子どものタコ、たこらすが、海の中をお散歩するお話。
「ぼくは ちびだこ たこらすだい、ちいさいけれど あし 8ぽん」などと歌いながら泳いでいます。
そして、いろんな海の生き物と出会い、楽しんだり叱られたり、怖い思いもします。また、優しいエイに助けてもらったり。
そして帰ってくるのはお母さんのところ。
最近、いろんな絵本を読んでいて、冒険したりして、そして最後に帰ってくるのがお母さんのところ、というものが、実に多いことに気がつきました。
実際、家にいるのはお母さんって場合が多いのでしょうが、そういう物理的理由でなく、母として、心の面で、子どもたちが、帰って安心できる存在でありたいなと思いました。
娘は、この絵本をとても気に入っています。
家でプール遊びをするのですが、プールのおもちゃで、タコがあるのですが、たこらす、と呼んで喜び、「ぼくは ちびだこ・・・」と歌っています。
また、粘土遊びをした時、私がタコを作って、たこらすだよと見せると、とても喜んで、何匹もたこらすを作らされました。
ところで、鈍感な私は、最初、この絵が刺繍だと気づかなかったのです。刺繍だと分かって改めて眺めると、すごいな、きれいだなと、感心するばかりでした。