赤や青、緑など、はっきりとした色使いですが優しい雰囲気の絵で、くまの親子が描かれています。
冬の夜。寝ようとしたくまのぼうや、ゴホンゴホンとせきが出てしまいます。ママはせきどめシロップを飲ませようとしますが、たっぷりシロップが入った大きなスプーンを嫌がるぼうや。
でも、ママが「もうすぐ雪が降るから、シロップを飲んだら下に行って雪が降るのを待ちましょう」と語りかけると、ぼうやは頑張ってシロップをごくんと飲みほします(^^)
ママのあったかい胸に抱かれて雪をまつぼうや、とっても満たされた気持ちなんだろうなあ〜って、読み手もぬくぬくした気持ちになります。
子どもがお薬を嫌がるようなときには、「ほら、くまのぼうやも頑張ってるよ。のめるかな」って、このお話を聞かせてみるのもいいかもしれませんね。