題名からもお分かりのように、お友達との手紙のやりとりがたくさん描かれています。
異国の友達、ふるさとの友達、近くの友達、そして決して会うことのできない友達。
短い文章のなかに友達を想う気持ちがいっぱい込められていて、読んでいるとほっこり温かい気持ちにさせてくれます。
手紙に合わせて描かれている絵も素敵です。
手紙の周りに飾られている消印の付いた切手も興味深いです。日本の切手は見覚えのあるものもあり見てるだけで楽しくなります。
そして工藤さんお手製のスタンプもとても可愛いんです。
子どもより私(母)のほうがすっかり夢中になってしまいました。
学生の頃はあんなに書いていたのに、最近は滅多に書かなくなってしまった手紙。手紙の良さを思い出させてくれる素敵な絵本です。