仲良しのカバ、ジョ−ジ(雄)とマ−サ(雌)のシリ−ズ3作目で、やはり5つの短いお話からできています。
いくら仲良しでも、ささいなけんかはしょっちゅう起こります。(けんかするほど、仲がいいといいますものね。)例えば、ジョ−ジがひとりで逆立ちの練習をしていると、マ−サがおしゃべりをしにやってきます。「だめだよ。ひとりでいたいんだ。」とジョ−ジがきっぱり断ると、マ−サは怒って帰ります。「あんたの顔なんか、二度と見たくない!」と電話までします。でも、こんな時どうすればよいか、マ−サはちゃんとわかっていたのです。
おなかの底からゲラゲラ笑い合える相手がいるっていいな、とラストのお話で思えます。
のほほんとしたカバたちの絵が、なかなかいい味出してます。