なんといっても、ほのぼのとした絵に魅かれてしまいます。子どもたちの表情や動きもしっかりと観察されて描かれています。見返しの公園の地図を見ているだけで、楽しくなってきます。
おとなりのけんちゃんが大好きで、一緒に遊んでもらいたいがために、公園に虫取りに行く女の子のまあは、かつての作者の姿なのかもしれません。だから、まあの気もちがよくわかるのでしょう。
公園で遊んでいる子どもたちは、実はこうえんさまに見守られているのかもしれません。だから、子どもも安心して遊べるのです。そんな神さまが住んでいる自然の中の公園を残していかなければなりませんね。