娘も私も大好きなかがくいひろしさんの絵本です。
娘は「おむすびさんちのたうえのひ」と「なつのおとずれ」が大のお気に入り。
その2冊に比べると文書も短め、絵も登場人物が少なくかがくいさんにしてはシンプルなので、どうかな?と思いましたが、読み終えた後も一人でページをめくって読んでいました。
心の葛藤を描く一冊です。ケーキを食べたい気持ちを抑えようと頑張るこいたろうとかめぞう。でも冷蔵庫の前には張り紙が・・・。けろこさんが帰ってくるまでケーキを我慢できるでしょうか・・・!?
こいたろうとかめぞうの表情がとってもいいですね。
こんな美味しそうなケーキを目の前にしていたら、食べたくなるのもわかります。(見なきゃいいのに・・・と思ってしまうのは私だけでしょうか!?)
でも、けろこさんの手紙を読んで我に帰った二人。やっぱり優しい二人です。
絵を見ても楽しいですが、「がまん」という事がわかるような年齢になると、更に楽しめると思います。