三輪車に乗っていた“あっちゃん”が家の角を曲がろうとしたら、
小さな“かえる”に出くわしました。
そのかえるは話しが出来るし、しかも赤と白が混じった花を咲かせる
椿の木を探していると言うのです... という話です。
まず一言。面白いです。
話の内容も面白いし、絵も面白いです。
佐藤さとるさんの絵本と言ったら、村上勉さんが絵というくらい
名コンビですが、この本の絵は林静一さんが描いていて、
他の方もレビューでおっしゃっていますが、この話のかえるには
林さんの絵がピッタリだと思います。
あっちゃんが驚きながらも、かえると交わす言葉がとっても楽しく、
こういう普通ではありえない体験をする、
佐藤さとるさんの作品に出てくる子供たちが、ちょっと羨ましいです。
我が家にも、実はこの話に出てくる赤と白が混じった花を咲かせる
椿の木があるのですが、アパートになっていたらいいのになぁ...
手ごろな長さの話で、最後まで飽きがこない面白い絵本です。
とってもお薦めです。是非、読んでみて下さい。