半年くらい前から宇宙が大好きで、
宇宙やロケットの本を読み漁っている6歳の息子に借りました。
図書館でひと月延長しましたが、
まだ返さないでほしいというので、おそらくは購入することになりそうです。
著書はアメリカの天文学博士、
日本語版監修は、息子が大好きなロケット研究の第一人者、的川先生です!
いや〜これは素晴らしかった。
月について、
6歳児にもほぼ理解できる簡潔で優しい文章で説明されている。
写真はなく、絵だけなのだけど、
奇をてらわないシンプルなわかりやすいイラスト。
たくさんの宇宙の本を読んできたけれど、
「月」についてのみいえば、
今まで読んできたなかで、
いちばんわかりやすく興味深い本かもしれない。
良い本に出会えて、ちょっと感動してしまいました。
月の模様は、人の顔や兎やチーズに見えるとかいった導入から、
宇宙飛行士たちが月へいった話。
月の表面はどうなっていたか。
何でできていたか。
生き物はいたのか。その痕跡は。
気温(なんと昼は120度、夜や日蔭はマイナス180度!)、
月の誕生、
人類と月の未来。
などなど。
子ども向けであり、もちろんそんなに深くは書かれていない。
表面的なことがらです。
むしろ盛り込みすぎると文章が長くなり、
6歳児には難しくなる。このくらいがちょうどよい。
でも、1ページ1ページ、そのすべてが興味深い。
親子とも、飛ばして読む箇所など1文たりともありません。
シリーズ6冊ありますが、
息子が特に好きなのが、
この「月」と、「宇宙ステーション」と「火星」です。