「はらぺこあおむし」でお馴染みのエリック=カールなのでこの絵本を知った時は興味ありました。でも第一印象は、確かに表紙が鮮やかで魅力はあったのですが、対象年齢が5−6才のわりに文章が短くてなかなか読む気湧かなかったのです。
しかし、表紙の魅力に息子に読むことにしました。
モニカと言う女の子はパパに頼んで、お月さまをとってきてもらいます。こういう大作業をお願いするのはやっぱりパパなんです。頷きながら読んでいると、お月さまの大きさを表現する為にページが仕掛けとなっており、こういう仕掛けははじめてだったので、息子も喜びました。「だんまりこおろぎ」では、虫の音が出ましたよね、作者は子供が喜びそうなことを知っているようで、読んでいて安心できます。パパに願いをかなえてもらい、子供としては満足な事と思います。月の満ち欠けも勉強できたし、文章はそんな長くなくても、なかみは詰まっているなっと思いました。