「たいへんたいへん、あかちゃん、まって!」の絵がとても気に入っているので、読んでみました。
お話は、動物園の警備員さんが、最後の見回りをして帰るところから始まります。
そこで、ゴリラくんは警備員さんの腰にさげてある檻の鍵を取って、動物達を檻から出してしまうのです。
その動物達は、真っ直ぐに警備員さんの家に列なして向かいます。
それに気づかない訳ないはずですが、気づくのは電気を消して奥さんの「おやすみ」の声に動物達が答えて初めて現状認識するのです。
警備員さん夫妻の写真にゴリラくんが写っていたり、動物園の檻の中の動物が遊ぶ小物にシャレがあったりと、絵本ならではの楽しさ溢れる一冊です。
この作品には、ほとんど文章がありません。
2歳〜3歳くらいからとても楽しめる絵本だと思います。