ゲーム好きな小学5年生、亘(わたる)が、人生を変えられるかも
しれない冒険への旅の始まりを描いた、シリーズ2作目になります。
冒険の舞台は、幻界(ビジョン)と呼ばれる、異世界。
魔導師に出会い、「おためしのどうくつ」へ行き、見習い勇者となったワタル。
ここからが本当の冒険の始まりですね。
主人公がゲーム好きだということで、ゲームの世界を連想させる展開が
随所にあります。ただ、ゲームと違うのは、これはワタルにとっては命がけの
旅だということ。信頼できる相手との出会いもありますが、命の危険に
さらされるような出来事も多々あり、ドキドキさせられます。
幻界(ビジョン)の世界には、さまざまな国、人種、派閥、差別などがあり、
信仰などの問題など、いろんな新しい情報がどんどん溢れてくるので、
頭の中で混乱しながら読みました。
背景の設定などもしっかりしており、読み応えのある作品だと思います。
是非、3作目も読みたいと思います。