猫の散歩を通して、早朝から夜まで色んな空が描かれています。
かわいらしくてザックリした絵ですが、空気の匂いを感じられる絵本です。
のんびりした展開ですが雨雲のシーンには心寂しさを覚えました。
子供の時に感じた雰囲気をそのまま絵本にした様な感じです。
年少から小学校低学年まで対応出来る絵本です。
以下は、小学校4年生に学校ボランティアで読み聞かせした感想です。
2冊のうちの導入に使いました。
あえて、子猫らしい口調で淡々と読みました。
猫目線と子供目線が被ればいいな、とゆっくり丁寧に読み聞かせると、みんな静かに聞いてくれました。(普段は元気なクラスですが…笑)
絵も大きく描かれているので、遠くからでも見やすかったみたいです。
言葉と絵からいっぱい吸収しようとする子供達の気持ちが伝わってきます。
雨が降るシーンでチラッと子供達の目を見ると、引き込まれているのが分かりました。
最後の「明日の空はどんな空?」という台詞の後は、余韻のせいか教室中がシーンとしていました。
幼稚園等で読むと反応が違ってくると思います。
小学校1年生(前期)ぐらいまでならメインで十分通用しそうですが、導入として使うなら小学校中学年ぐらいまで対応出来そうだなと感じました。
子供達の集中力を引き出したい時にオススメです。