正直言ってこの絵本を最初に読んだ時はどうも好きになれなくて
『100かいだてのいえ』の方がずっとよかったな・・・と思っていました。
本当の動物や虫たちの生活とかけ離れた様子が描かれていたことや、火山のふもとに住んでいることが不自然だと思ったからです。
けれど、子どもに何度となく読まされ、読み続けていくうちに、とても細かいところまで丁寧に書いてあって、その細かい絵にきちんとストーリーがあるところが素敵だなと思いました。
くうちゃんが亀のおばあちゃんの甲羅を洗っているとき、温泉が出ないように栓がしてある事に息子が気が付き驚きました。
こんなところまで見ているなんて・・・
大人の目から見ると「動物たちの嘘の様子が描かれている」などと思ってしまいがちですが、子どもはすんなり受け入れており、絵本の世界を楽しんでいました。
自分は頭が固かったなと反省。
子どもはそういった世界に気軽に出入りできるのだなぁと思いました。
読み聞かせの方が子供たちが細かい絵をじっくり見れると思うので、読み聞かせをお勧めします。