喧嘩ばっかりしているんだけど、本当はすごく仲良しなんだなって雰囲気がとても伝わってきました。
兄弟喧嘩は、すさまじいこともあるけれど、いつも一緒にいる二人はちゃんと分かり合っているんだね。
二人の真ん中に引かれた線。どこまでもどこまでも続く線。
引くことができない場所は喧嘩していることを忘れてしまい、力をあわせて線を引く・・・。
喧嘩がいつの間にか遊びになってしまうのは、「うんうん、そういう事ってあるんだよね」と納得していまいました。
最後は二人で美味しい木の実を食べて、お母さんにお土産持って、二人で引いた境界線のはずだった線の上を歩いて帰る。
もう喧嘩なんてしていません。仲良しのかわいいクマの兄弟です。
ホッとする一冊です。