おくやまゆきのバスは、明日からなくなります。そんな寂しい状況からお話が始まります。
最終日の今日、最後のお客さんであるおばあさんをバス停でおろした後、運転手のやまださんは物思いに更け、「だれでもいいから、のってくれたら、バスは なくならないのになぁ」と呟きました。
その呟きは山々に届き、からっぽのバスに意外なお客が次々と・・・。
そのおかげでバスはまた走り始めたのです。
大好きなバス、そしてたくさんの動物が出てくるので、4歳と2歳の息子も嬉しそうでした。決して鮮やかではない木版画の素朴な絵本ですが、その温かさは2歳の息子にも届いたように感じました。