「Peas」を「Peace」、豆を平和としてしまったところに、この絵本の弱点があるように思ってしまいました。
絵本の中で活躍するのは、軍隊ではなく食べ物です。
裕福な国ではスィーツが、貧困な動物の国では豆が象徴として表現されています。
太りすぎた兵士たちは動物たちの反撃に太刀打ちできないのですが、それまで硬くて穀物が育たなかった土地を耕してくれたことを喜ばれます。
この価値観と認識の妙を盛り込んだら、とても良くできたお話だとおもいました。
訳とタイトルを見直したら、評価される作品だと思うのですが。