表紙のねこの絵に惹かれて、図書館から借りてきました。
ねこの「せいじろう」の目から見た港町の風景とある一日の出来事です。
世渡りや町の隅々まで知り尽くしているせいじろうが魅力的で、とても楽しく読めました。
町の風景も描き込まれていて面白いです。
朝にジョギングしていた人が次の朝もちゃんと走っていたり、
子供の住んでいるアパートの前に、けんけんぱの線が引かれていたり。
お肉屋さんで配っている風船もさりげなく随所にでてますね。
7歳と2歳の娘と、競って探しっこをしました。
途中で出てくるわんちゃんも、ちゃんと最初から登場していた事に初めは気付きませんでした。
細かいですね!
でも一番驚いたのが、2歳の娘が発見した犬の飼い主さんです。
ちゃんとわんちゃんを探していたんですね!!
じっくり読めば読むほど好きになりました。
作者の青山友美さんの、次の作品が楽しみです♪