最初、題名も絵も地味だったので、「大丈夫かな?」なんて思っていました。白黒の次はカラーのページ、メリハリはついているようだけど・・・。
でもページを捲るたびに、「次はどんなお話になるんだろう?」って気になるそぶりを見せた息子。意外でした。
考えてみれば、うちの息子はアンガスと一緒なのです。
好奇心旺盛で何でも自分で試してみたい、経験してみたいのです。だからアンガスの気持ちが何となく分かるような気がしたんじゃないかなーなんて。まだそこまで理解してないかな?
ラストのページを読んだ時、「アンガスはきっと怖い思いをしたんだろうなー。」と思いました。
「さんぷんかん、なにごともしりたいとは おもいませんでした」
この表現はとてもうまい!と思いました。この絵本の魅力はここにあるのだと私は思っています。
怖さのあまり3分間何も考えたくなかった。ただ、3分後はまた、元の好奇心旺盛なアンガスに戻っただろうなーって想像してしまいました。