「となりのせきのますだくん」だけを読むとますだくんはすごくいじわるな男の子なんだけど、この本をふくめますだくんシリーズ4冊を読むとますだくんのキャラクターや性格、家族環境、みほちゃんの性格やみほちゃんの友達の性格など、様々な背景を知ることができ、ますだくんに対する印象も変わってきます。
とくにこの本はますだくんが小学生になる前にランドセルにあこがれるところから始まって、入学式でみほちゃんに出会うまでが書かれているので、ちょうど入学前の次女にはリアルタイムで面白いようです。
入学前の子供に共感を得られる本だなあと思います。
コマ割が多く、まんが本読んでるような感じのシリーズなので読み聞かせは難しいのですが、中でもこの本はコマが少々少なめなのも、読んであげるのにちょうどいいです。
ますだくんのお姉さんはとても優しくて素敵です。
ますだくんも、本当はみほちゃんをいじめたいわけではなく、小学生らしくふるまえるようにお手伝いしたいだけ。
それがみほちゃんにはちょっとこわいみたいですが。
「となりのせきのますだくん」を読んだ人は是非読んでみてください。