悲恋ものかしらと思い開きました。
が、素敵な出会いにより、個性を認めてもらえた喜びのお話でした。
子どもの世界ばかりか、大人の世界でも「同じ」という事を好み安心する人は多いものです。
「異なる」事に侮蔑や嫌悪をもって、当人に接する大人気ない人もいます。
ロメオは、本当に良い出会いをしました。
ジュリエットはかけがえのない存在になりました。
終盤、ロメオをからかっていたゾウ仲間たちが、緑色になったページで、どう結末を持っていくのか興味が一層わきました。
ジュリエットの吹き出し笑いは、色々なことを、ロメオにもゾウ仲間にも教えてくれていると思いました。
どんなに揶揄されようとも、自分の個性を愛し笑い飛ばしなさいとも、眉を吊上げ意地悪く他人を非難するよりは、他人の個性も愛し笑いましょう、とも。