一対一での読み聞かせはもちろん、クラスでの読み聞かせにもおすすめの絵本です。
司会のあざらしが各動物の出し物を紹介していく形式なので、あざらしになりきって読めば臨場感も出やすく、「はくしゅをおねがいします」と台詞を読めば本当に子どもたちは拍手してくれます。
拍手で少し一体感が出たところで、「ざんねんなおしらせ」が…
とある動物にスポットライトが当たるのですが、この頃にはすっかりお客さんになりきっている子どもたちは手拍子と「だいがっしょう」、そして最後の大業に向けてのカウントダウンとひとしきり盛り上がって拍手喝采。
サーカスが終わった後には手を振っていたり拍手をしたりと、楽しそうな表情にこちらも安心です。
絵本の研修などで、あまり役になりきったり声色を変えたりしないと学びますが、こればかりはつい紙芝居かのように演じてしまいます。
西村敏雄さんの絵本はどれも読みやすくわかりやすく、とくに福音館で出している絵本はハズレがない印象です。
出だしから楽しいのにそこから一旦テンション下げてのピークへの盛り上がり…本当によくできた構成だと感動します。
何歳の子に読んだかの質問に4歳と回答していますが、2歳(先生達の盛り上げ補助あり笑)から小学校低学年まではいけました!参考までに。