『おうさまはこのたいほうがたいへんおきにいりで、これをうちたくてうちたくてしかたがなかったのですが、せんそうがなかったのでうてませんでした。』
という一節がゾッとしますね!そんな血の気の多いおうさまはとっても怖いです。権力者というものはそんなものでしょうか。そしておうさまのだいこうぶつのピンクのさかなをとって食べていることを理由におうさまが戦争を仕掛けます。怖い怖い。
しかし、きつねも然る者より大きいたいほう、よりたくさんのたいほうで打ち返してくるところが痛快です。最後は…。
どのおうさまもこんな風に茶目っ気たっぷりの終止符を打ってくれるなら世の中に戦争が起こらなくていいのに、って思いました。