ひな祭りにはまだ早いのですが、3月だと借りられなくなりそうなので今読みました。行事由来絵本です。
息子がよく私に「うちにさ赤ちゃんが百人来たらどうする?」と聞くのですが、この絵本それを地でいっています。
百人ではないですが、このお話では五十人の赤ちゃんが卵から産まれます。卵から女の子が産まれるのが斬新というのかユニークです。
ある子どものいないお金持ちの家の前に卵が五十個置いてあります。奥さんは育ててみたいと思うのですが、ご主人は気味が悪いと川に流してしまいます。
それを若い夫婦が拾って育てます。昔から娘が三人あると身上が潰れると言いますから、五十人を育てるのは並大抵のことではありません。お父さんが病気で亡くなってしまい、暮らしに困ったお母さんは、卵が流された来た方にある家に娘たちを行かせます。
息子は、娘を手放したお母さんが一人ぼっちになってしまったことを心配していました。「半分ずつ行けばいいのにね」なんて言いながら。
夫に読んでもらったのですが、夫は「お雛様人形は全部女の子か?」とちょっと不思議そう。
昔は特に、子どもには親孝行してほしいという願いが親子心としてあったのでしょうね。
ひな祭りの由来は知らなかったので、読んでみてよかったと思いました。ひな祭りが近くなったらご家族で読んでみることをお勧めします。