ウミガメの子が海へ旅立ち、まだ戻ってくるまでを描いた作品です。
ちょっと珍しいテーマだと思ったのですが、先日小さいカメを初めて触ることができた娘は興味津々の様子でした。
砂浜でちょこっと顔を出すウミガメの子の姿がなんともかわいらしい。
とってもほのぼのとした雰囲気で始まったのですが、その後は何だかハラハラドキドキ。
いろいろな天敵に遭遇し、ウミガメの子たちがやられてしまう場面は、見ていてとても心が痛みました。
みんな生きていくために大切なことなのですけどね。
そうは思っていても、「いけいけどんどん」の言葉も、気持ちが入りすぎて、読みながらだんだんスピードが速まってきてしまいました。
大きくなって砂浜に戻ってきたウミガメ。
娘は「もうだれもいない?」
心配をしていました。
命の尊さ、子を想う母の気持ちを教えてくれる素敵な絵本です。