あらためてこの絵本を手にした時に、「やめて」、「いやだ」と叫びたい人たちは限りなく無数にいるに違いないと痛感しました。
どうして戦争は起こるのでしょう。
どうして死と直面しなければならないのでしょう。
子どもにとっては、戦争の意味など解らないし、解らなくていいのです。
だから、純粋に「NO」と言えるのでしょう。
大人がつけた戦争の理由などどうでもいいのです。
この絵本は明るいきざしで終ります。
そうあって欲しいと祈りをこめて終わります。
荒んだニュースは、終わって欲しいと思います。
「やめて」の言葉が、「やめない」の言葉を呑み込んでしまえないものでしょうか。
子どもたちの未来を奪ってまでも、戦争は正しいのですか?