『JACK FROST』が原題。
石津ちひろさんが訳、ということで手に取りました。
表紙絵が素敵です。
実は版画だとかで、切り絵のような造形が魅力的です。
ジャック・フロストとは、冬になると霜を運んでくる、イングランドの妖精だそう。
コリンと犬のサミィが出会ったジャック・フロストとのひと時のエピソードです。
雪や氷の世界ですが、子どもにとっては素敵な遊びに早変わり。
とても楽しい光景が繰り広げられます。
春の話をしない、という約束、なるほどです。
ちょっと切ない別れですが、湿っぽくありません。
むしろ、楽しみはまた次に、という視点が素敵です。
小学生くらいから、冬遊びの疑似体験と、春の訪れをいっぱい楽しんでほしいです。