東京発博多行きの始発列車、ひかり号のお話です。田代三善さんの切り絵がとても素敵です。最初は新大阪発の新幹線とすれ違い、次に博多発の新幹線とすれ違う、この時間の経過が面白いです。
朝6時に東京駅を出たひかり号は、12時45分に博多に着きます。ずいぶん長くかかるんだな、と思い時刻表で調べてみると、列車によっては今も同じくらい時間がかかっていました。東京から九州って遠いんですね。
文章のしたには時計の文字盤がついていて、現在の時間が表示されていますので、時計を読む勉強もできますよ。息子はお話に夢中で、時計なんかどうでもよさそうでしたが…。