ちいさなおばけの話がちょっとずつ大きくなって最後にはとっても怖いおばけに...。ウチの子供はこの本が大好き。2歳後半から(怖がりなくせに)「おばけ」に興味津々で、「せなけいこ」さんの本は図書館で次々に借りているのですが、その中で一番のお気に入り。何度も読んでいるので字を読めない子供たちが丸暗記して自分達で読むほど。一番のお気に入りフレーズは「じいさんや、きいたかね」(何故気に入っているのかは不明。でも、おもしろいらしい)。大人は噂の信憑性のなさ、でも広まっていくことの怖さといった「おばけ」とは違う怖さを感じてしまう本です。大人も「奥深さ」を楽しめる一冊。