今度はヴァランチーヌが義母の陰謀で毒殺、、、?
そしてアルベールの父、フェルナンの悪事が暴かれ、モンテクリストに決闘を申し込むアルベールだが、元恋人メルセデスの頼みでモンテクリストは負けてやって死ぬことを覚悟する。しかし当日、母に事実を聞いたアルベールが謝罪しにやってきて、親子二人で正しく暮らす決意を固める。根性の腐ったカドルスは死という罰を受け、ダングラールはお金を失い、徐々にみんなが罰を受けていく。しかし、関係ない人を巻き込んだモンテクリストは、この復讐が正しいか悩み始める。
結末までスリルたっぷりで楽しんで読めます。最後、ダングラールに許しを与えるモンテクリストは立派です。その後、今度は自分の幸せを手に入れられるように願いながら読んでしまいました。
正義を守り、悪を憎み、しかし憎しみより愛と慈悲を、というメッセージがあるように思います。とても良い本でした。