おすすめの絵本と紹介されて購入しました。
雨の日、外で遊べなくてご機嫌ななめなピート。
そんなピートを元気づけようと考えてひらめいたお父さん、
「そうだ ピートでピッツアをつくったら たのしくなるかもしれないぞ」
まずはピートをテーブルにのせてこねはじめ……
ピッツァが出来上がる頃には、ピートも天気もすっかりゴキゲンに。
この絵本に出てくるような「見立て遊び」は娘ともよくやるのですが、
お父さんのなりきり度は流石本場(?)アメリカ!と言いたくなるほど。
小道具もうまく効いていて、お父さんの茶目っ気がたっぷり表わされています。
「へえー」と感心したのは、決して子供の目線で「遊び」を描いていないところ。
ピートの楽しさやわくわくだけを強調して伝えるのではなく、
親子みんなで遊んで楽しんでいる光景を、ユーモア交じりに温かく描いています。
「ピート遊んでもらえてよかったね、楽しそうだったね」で終わるのでなく、
「うちもさっそくやってみよう!」と親が自然に思えてしまう、
親子で過ごす明るく優しいひとときを、そのまま切り取ったような絵本だと思いました。
3歳の娘が喜んで読みましたが、
もっと小さいころでも理解したかもしれません。
男女問わずおすすめの絵本です。