ただたんに、昔話っぽいものを読み聞かせたくて、借りてきた本ですが、読んでびっくり。
これは、作者が小学校6年生の時に描いた作品だそうです。(とてもそんな風には見えません。いわれれば子供っぽい絵だけれど、こういう手法の絵書きさんは大勢います)
更に驚いたことは、この作者は「情緒障害」を持つ方らしいのです。
お話は、美味しいおにぎりがきっかけで、鬼と仲良くなったおじいさんとおばあさんの触れ合いが描かれています。
鬼は悪者と、決めつけず、悪いことをしたら素直に謝る鬼。それを許してやるおじいさん。という、キャラクターたちから、作者の心根が見えてくる気がします。
子供達も「とっても面白い」と、いっていました。