ピーターラビットであまりにも有名な、ポターの作品。
主人公は、こねこのモペットちゃん。
モペットちゃんと、ネズミの、息詰まるような戦い(?)は、まるで短編映画をみているかのよう。
モペットちゃんは、私や息子が思いもよらなかった変わった方法を考えます。
うまくネズミを捕まえた! と思いきや…
このお話のおもしろいところの一つが、語り口調。
「おや、ねずみのおとがしたな、と思いました」
「そんなことを考えるなんて、モペットちゃんのやりかたは、あまり感心できませんね」
優しくて上品。いしいももこさんの訳が、この絵本を極上な物に仕上げるのに一役かっています。
もちろん、絵も素敵ですよ。モペットちゃんの愛らしさが手に取るように伝わってきます。