片山健さんの作品中で、
こうした線描きの絵本は珍しいと思います。
とても勢いのあるタッチが、
主人公の男の子の性格をよく表しているように思います。
どんどんどんどん散歩していくうちに
泥だらけになって、
ほっと一息つこうとしたらおなかが減ってて...。
いろんな動物に味見をされる展開に、
子供たちは「ヒェーッ」と、
ドキドキした表情で見入ります。
虫の嫌いな子は「キャー」と、
手で顔を覆って、指の隙間から次の展開を
おそるおそる覗き込んでいました。
私も我が子も大好きな本ですが、
画風があわない方もいらっしゃるのでは、と4つ星です。