2歳9ヶ月の息子に読んでやりました。電話が好きな息子にと思って読んでやりましたが、ちょっと悲しかったです。
赤ちゃんの生まれた猫のお話なのですが、母親の元を離れてもらわれていった先から、子猫がお母さんに元気な様子を電話する、というストーリーです。もらわれていくまではとても無邪気な子猫たちで、いもとさんのやさしいタッチの絵もあって、とても楽しく読めるのですが、急に子猫がいなくなり、母猫のさびしがる様子もちょっとじーんときてしまいます。
息子もそのトーンの変わった様子を感じ取ったようですが、子猫が電話している様子をすこしコミカルに読んでやったので、最後は悲しい雰囲気にはなりませんでした。とはいえ、やっぱり母猫はひとりぼっちでおわるので、こちらも寂しさを感じてしまいます。
猫が電話するなんてこっけいですが、電話している様子を真似したがるお子さんには、疑似体験もできて面白いですよ・・・。