ジョン・バーニンガムが、南紀熊野体験博のために書きおろした絵本だそうです。
神様が、ご自身でつくられた世界の今を、見に行きます。美しくつくりあげたはずの地球が、かしこくつくったはずの人間によって荒らされていることに嘆きます。環境問題、宗教・民族などによる紛争、さまざまな問題が地球の美しさを汚していることを、この本を通して知ることができます。
美しい地球をとりもどそうと、大人を説得する子どもたちが印象的です。神様がおっしゃったことならと、動き出す大人たちをみて、「まだ、地球にも希望がもてるかもしれない」と思いました。地球のために自分たちでできることから始めよう。そんなメッセージを伝えるのに、最適な本だと思います。まずは、たくさんの子どもたちに読んでもらいたいと思います。