ルラルさんが、自転車で出掛けようとすると、「ぼくもうしろにのせていってください」と、小さいねずみが言います。「いいよ。のった、のった」と言うと、「みんな、のせてくれるって、さ」と、ねずみ。途端に、庭のあちこちからたくさんの動物たちが現れて、自転車の後ろに次々乗り込みます。キリン、かば、ライオン、しまうま、わに、・・・・おいおい、うそでしょ。数えたら15ひきいました。そんなアホな・・・。
ルラルさんが、嫌がりもせず、乗せて走り出すのであきれてしまいました。でも、とっても笑えます。
みんなで、水の中に落っこちたところも、とっても笑えます。
懲りもせずに、また、みんなを乗せて自転車で帰る姿も笑えます。
とても優しいルラルさんに、感動の念すら覚えます。
お話もさることながら、絵もとてもポップで楽しさ倍増です。