カバーの折り込まれた部分に、同出版社の絵本作品名がいくつか載っていました。
「わすれられないおくりもの」
「ずーっとずっとだいすきだよ」
作者が同じわけではないのに、なんだか雰囲気は似ています。
原作が出版されたのが1982年、日本で邦訳出版されたのは1992年でした。
私はこの本を図書館から借りてきたのですが、古いためか(いい本ですが)書庫に入っていました。
しりたがりやのふくろうの子がお母さんふくろうに身近な不思議のいろんなことを質問します。
例えば「お空に星はどのくらいあるの?」とか、
「お空はどのくらい高いの?」とか、
「海は波がどのくらいあるの?」とか……。
お母さんは優しく応対してくれるけど、いつもはっきり答えは言わず、自分で調べさせます。
これがいいんですねぇ。
哲学的な内容の作品ですが、母と子との優しいあったかい時間も感じることができます。
世の中の不思議に気が付き始める4,5歳くらいから小学校低学年くらいのお子さんたちに特にお薦めします。