2〜3歳の頃、「あれなあに?」と何でも質問してくる時期ってありますよね。
このふくろうぼうやがまさにそれです。
何でもお母さんふくろうに聞きます。
「おそらには、どれくらい おほしさまが あるの?」
「おそらは どれくらい たかいの?」
「うみには どれくらい なみがあるの?」と、答えに困ってしまうような事ばかり・・・。
でもその度に、お母さんふくろうは、
「かぞえてごらん。」と・・・・命にかかわることでなければ、自分で体感させます。
何度か繰り返すうちに、ふと考え込むふくろうの坊や。
どうやら、何かに気づいたようです。
それは・・・・?
お母さんふくろうは、私達に、
子どもが、自分で気づくこと・考えることの重要性を教えてくれます。
そして、生きているこの世界には数えられないくらい限りないものがたくさんある事や、
私達の中にも、数えることのできないほど豊かな思いがある事を・・・。
『ぼく、おかあさんが だいすきだよ。
おそらの たかさと おんなじくらい、
うみの ふかさと おんなじくらい だあいすき。』