おなかを空かしたおじいさん。動物のしっぽかと思い捕まえようとしたが、残ったのはしっぽだけ。それでもおなかが減っていたおじいさんはしっぽを食べてしまいます。その晩、”ガリガリガリ”という音と、「しりっぽ、しりっぽ」という声・・・
娘が保育園で読んでもらったことがあるらしく、図書館で見つけるなり「読んで!」と持ってきました。怖がりな娘がすすめるからには、おばけだけど、きっと結末は楽しいはずと読んでみると、とんでもなかったです。挿絵は怖さを増長させるし、少しずつ忍び寄ってくるしりっぽおばけ。じわじわじわじわと怖さが込み上げてきて、最後はゾクッとさせられます。
(たぶん)小さい子には絶対におすすめできません。5歳くらいになると、怖いもの見たさ的な感情が芽生えるらしく、おばけの話なども興味をもつようになるので、そしたら読んであげるといいかも。怖さの余韻が残るお話でした。