なんと、ねみちゃんがねずみくんのためにおそろいのねずみ色のチョッキを編んでくれました。
きつねくんもひょうくんもしまうまくんもみんな、自分にぴったりの色のチョッキをお母さんに編んでもらいます。
そんなお気に入りのチョッキを着て、公園で遊んでいた時のこと。なんと遊んでいたらチョッキが汚れてしまいました。でも大丈夫。あらいぐまくんがお洗濯してくれます。みんなのチョッキを一生懸命洗って干してくれたあらいぐまくん。「もうよごれはおちたかな?」とみんなが自分のチョッキを取りにやってきました。
そこで悲劇は起こります。おっちょこちょいなねずみくんとぞうくんが織り成す悲劇。
でもお互いにチョッキを見せ合うことで、一件落着するのでご心配なく・・・
やっぱりみんな自分のチョッキが大好き。大事な人に編んでもらったチョッキを大事にするねずみくんや動物たちを見ていると、物を大事にしようねというメッセージがこめられているような気がします。そんな意味でたくさんの子どもたちに読んでほしいと思う1冊です。