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くまのオルソン」 ジュンイチさんの声

くまのオルソン 作:ラスカル
絵:マリオ・ラモ
訳:堀内 紅子
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1999年6月
ISBN:9784198610326
評価スコア 4.45
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みんなの声 総数 10
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  • エンディングの余韻がたまらない作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    マリオ・ラモと言えば「ママ」「さかさま さかさま」を初めとして、一発ギャク的なオチが秀逸なフランスの人気絵本。
    この作品は、作はマリオ・ラモではありませんが、あっと驚くエンディングが用意されていました。

    主人公のくまのオルソンは、くまの中でも一番大きくて、力の強いくま。
    本当は優しい気持ちの持ち主なのですが、森の動物達を遊んでも、力加減が出来ないせいで、ひとりぼっちになってしまいます。
    そんな時に出会ったのが、くまのぬいぐるみ。
    オルソンは、一緒に楽しく暮らし、くまのぬいぐるみが生を受けるのをひたすら願います。
    オルソンの楽しそうな表情が、とても印象的。
    そして、最後のサプライズに続くのです。

    少しばかり不器用なので、仲間はずれにされてしまうシーンって、ありがちなことだと思います。
    その理由が些細なことだと、分かりやすく諭してくれます。
    きっと、周りの動物達も、オルソンの楽しそうな姿を見て、彼の本質が何となく分かったのではないでしょうか。

    余韻が残る終わり方なので、子供と一緒にそれからを語り合う楽しみもある作品です。
    年長から小学生低学年といった辺りにオススメします。

    投稿日:2011/07/16

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