ざぼんじいさんの柿の木には、甘い柿の木が、たくさんなります。隣に引っ越してきたまあばあさんが挨拶に来ても、あげたのは、かきのへた。でも、まあばあさんは、かきのへたをこまにして、楽しく遊びます。じいさんは、かきのへたも、やりたくなくて、柿を全部取って物おきにしまってしまいます。ばあさんが、やってきますが、今度は柿の葉っぱを、あげます。ばあさんは、柿の葉でも楽しく遊びます。じいさんは、今度は、葉っぱも全部かたずけてしまいます。こんな調子で、じいさんは、最後には、柿の木を切り倒してしまいます。そこで、じいさんは、なんてことをしたんだと、はたと気づきます。その後、みんなで、柿を食べてその種をまきました。
ざぼんじいさん行動から、欲張って独り占めするより、みんなで分け合ったほうが楽しいしいい気分だということが、ストレートに伝わる絵本です。
また、まあばあさんの行動から、なんでも、工夫すれば楽しめることをおそわれます。