コンピュータが発達した時代、仙人がいるなんて、信じる?信じないだろうな。と、初めにくる。
麟太郎さんの語りは面白い。
ある時、スーパーコンピュータの計算で、地球に「でかでかぼし」がぶつかると予想された。みんなは吃驚して逃げまどう。
もうダメだって、その時。仙人は山の下に向かって小石を投げた。その石はもっと大きな石に当り、大きな石は岩に、岩は大岩にあたって勢いよく地面をたたきつけた!
ぶつけられた地球はちょこっとだけ横にずれた。
そこのとこを「でかでかぼし」は通っていったんだって。
最後に「仙人って確かにいるんだけどな」と終わる。
イラストは長新太さんで、この絵本の面白さを更に盛り上げてくれています。