のんちゃんという、はなまるえんのくまぐみ(年長さん)の女の子が主人公のシリーズ本で、絵に惹かれて長女が借りてきました。
のんちゃんははりきって園に来ました。今日はお当番だからです。相手の子は誰かな?とおるくんです。とおるくんは、「ウオーッ」とほえて、よだれをたらすからやだなと、のんちゃんはお当番のカードを1枚めくってしまいます。
それでも、風のいたずらかなと、結局とおるくんとお当番をすることになったのんちゃん。
ふたりが先頭になって、「どっちこっちさんぽ」に出かけます。
とおるくんのおかげで、ちょっとしたハプニングがあり、楽しいお散歩になりました。
とおるくんとのお当番を通して、のんちゃんの「やだな」の意識も明らかに変わります。
障害という言葉を全く使わないで、その子の個性として、暖かい目でかかれていて、好感が持てます。
構えず、自然体で、仲良くなっていく子どもたちの姿がいきいきとかかれています。
垂石眞子さんの絵も、白黒が多いのですが、効果的にカラーページもあり、素敵です。
昔、サンリオのキャラクターで「みんなのター坊」っていましたよね?(これも、差別だとかでなくなってしまいました!私はけっこう好きだったけど・・・)どことなく似ているとおるくんですが、とおるくんのお母さんだったら、この描写をどう感じるのかしら?
みなさんも、ぜひ読んでみて、感想聞かせてくださいね。